横浜ゴムは11月19 - 22日の期間、中国のマカオで開催される「第56回マカオグランプリ」にオフィシャルタイヤを供給する。自動車熱が高まっている中国市場で低燃費、高性能なヨコハマブランドをアピールするため、環境に優しいレースタイヤを供給する。
同社が同グランプリでオフィシャルタイヤを供給するのは1983年以来27年連続。同時開催されるFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)最終戦、その他のレースもサポートする予定で、供給本数は合計約2500本。
マカオグランプリは1954年にスタートしたアジア最古のレース。マカオ市街地を閉鎖した一般公道コースでF3マカオグランプリ、WTCC最終戦、モーターサイクルレースなどが行われる。特にF3グランプリは世界各国のF3選手権上位者が集結する事実上の「F3世界一決定戦」で、F1のトップドライバーにも同グランプリの優勝経験者が多い。
横浜ゴムは昨年同様、グリップ力を高めながら環境性能を付加したECOレーシングタイヤを供給する。
世界最高峰のツーリングカーレースであるWTCCには、2006年から単独サプライヤーとしてWTCC専用設計のコントロールタイヤを供給している。同レースには昨年から環境性能を高めたウェットタイヤを供給しているが、来シーズンからドライタイヤでも同仕様のタイヤを投入する。