日立製作所は、リチウムイオン電池の生産能力を増強するなど、社会イノベーション事業を強化するため、公募増資の実施と第三者割当増資を実施、新株予約権社債の発行で4156億6500万円を調達すると発表した。
同社は公募増資で10億9000万株を発行するほか、野村證券を引き受け先とする第三者割当増資で6000万株を発行する。これら増資後の発行済株式総数は45億1812万6056株となる。新株予約権社債は1000億円発行する。
増資で調達する資金4156億6500万円のうち、2200億円を社会イノベーション事業を強化するための設備投資資金に、400億円を社会イノベーション事業強化のための投資資金に充当し、残りを借入金の返済に充てる予定。社会イノベーション事業のうち、300億円を投じてリチウムイオン電池関連の生産能力を増強する。