欧州カーオブザイヤー主催団体は、「カーオブザイヤー2010」の第2次選考7台を発表した。欧州メーカー以外では、唯一トヨタ『iQ』が選考に残った。欧州カーオブザイヤーは2009年で23回目。ロシアを含む23か国、50名以上のジャーナリストが、2008年夏から2009年春までの1年間にデビューした新型車の中から、ベストな1台を選出する。11月末の最終投票の時点で、欧州5か国以上において、年間5000台以上を販売していることが条件だ。欧州カーオブザイヤー2010の第2次選考7台は以下の通り。●シトロエンC3ピカソ●メルセデスベンツEクラス●オペル・アストラ●プジョー3008●シュコダ・イエティ●トヨタiQ●フォルクスワーゲン・ポロ欧州カーオブザイヤーは実用的な小型車が選ばれる傾向が強い。今回も高級車のメルセデスベンツ『Eクラス』を除いて、その傾向が見て取れる。また、地の利というべきか、トヨタiQを除く6台が、欧州メーカー車となった。ちなみに、第1次選考でノミネートされていたトヨタ『プリウス』とホンダ『インサイト』の日本製ハイブリッド2台は脱落。BMW『Z4』とポルシェ『パナメーラ』の欧州製スポーツカーも、2次選考には進めなかった。ちなみに、2000年以降のイヤーカーは、以下の通り。●2000年;トヨタ・ヤリス(日本名:初代ヴィッツ)●2001年:アルファロメオ147●2002年:プジョー307●2003年:ルノー・メガーヌ●2004年:フィアット・パンダ●2005年:トヨタ・プリウス(先代)●2006年:ルノー・クリオ●2007年:フォードS-MAX●2008年:フィアット500●2009年:オペル・インシグニア地元の欧州メーカーが圧倒的有利というのが、ここ10年の結果。欧州カーオブザイヤー2010は11月30日に決定されるが、結果はいかに?