BMWグループは、車体を軽量化するための原料となる炭素繊維と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の生産のため、ドイツの炭素製品メーカーである「SGLグループ」と合弁会社を設立する。両社は初期投資として総額9000万ユーロを出資することで合意したと発表した。
両社の合弁事業は2つの新会社をベースに運営する。一つが北米のSGLオートモーティブ・カーボン・ファイバー社で、もう一つがドイツのSGLオートモーティブ・ファイバーズ社。出資額は、BMWグループが49%、SGLグループが51%の割合で負担する。
新会社は、車両の軽量化に向けてニーズが高まっている炭素繊維強化プラスチックの製造と加工のプロセスを確立する。
2つの新会社の運営について、両グループは共同親会社となる。企業内の決議は双方の合意に基づく。今回の合弁会社の設立は、北米とドイツで180人分の雇用を創出するとしている。