漫然運転でクルマ3台の多重衝突、1台は店舗に突っ込む

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27日夕方、熊本県熊本市内の国道3号を走行していた乗用車が前走車に追突。対向車線側に押し出されたクルマが対向車と衝突するなど、乗用車3台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が死傷している。

熊本県警・熊本北署によると、事故が起きたのは27日の午後4時45分ごろ。熊本市山室2丁目(N32.50.28.0/E130.43.7.4)付近の国道3号を走行していた乗用車が、前走する別の乗用車に追突した。

被追突側の乗用車は対向車線側に押し出され、対向車と正面衝突。追突側のクルマは対向車線を越え、道路右側の路外に逸脱。店舗に突っ込んで横転するなど、乗用車ばかり3台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で被追突側のクルマの後部座席にシートベルト未着用で同乗していた61歳の女性が全身打撲で死亡。運転していた熊本市内に在住する72歳の男性も軽傷を負った。また、被追突側のクルマと正面衝突をした対向車を運転していた山鹿市内に在住する86歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院で手当てを受けている。

現場は片側1車線の直線区間。警察では最初に追突したクルマを運転していた山鹿市内に在住する66歳の男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。男性は「前をよく見ていなかった」などと話しており、漫然運転が事故の主因と推測されている。

《石田真一》

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