日本鉄鋼連盟は、9月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。
普通鋼鋼材出荷は、国内向けが前年同月比24.5%減の381万6000tと14か月連続でマイナスとなった。輸出向けは同10.5%増の237万4000tと2か月連続で増加した。
出荷合計は、同14.1%減の619万tと、12か月連続マイナスとなったものの、2008年10月以来、11カ月ぶりに600万t台に回復した。
生産は、同17.5%減の593万3000tと12か月連続の前年割れとなった。
9月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比4.4%減の557万8000tで、2か月ぶりに減少した。メーカー在庫が大幅に減った。
在庫率は、前月末の103.3%から13.2ポイント低下の90.1%となり、2008年10月以来、11か月ぶりに100%を下回った。