三菱自動車が発表した2009年9月連結決算は、当期損益が364億0400万円の赤字に転落した。前年同期は127億7200万円の黒字で、約492億円悪化した。
期中の新車販売台数は前年同期比26%減の44万5000台と大幅に落ち込んだ。欧州が44%減、北米が35%減、日本が8%減、アジアその他地域が18%減とほぼ全市場で低迷した。
新車販売不振と為替換算の影響もあって売上高は同53%減の5730億2900万円と、前年実績の半分以下の水準となった。
収益では販売台数の減少、為替差損の影響で営業損益は325億0200万円の赤字に転落、経常損益も341億8900万円の赤字に転落した。
通期業績見通しは、自動車需要が回復しつつあるため、前回予想を据え置く。