予想されたとおりにエコカーの象徴であるトヨタ『プリウス』とホンダ『インサイト』の競り合いになった。
インサイトはハイブリッドの低価格化による大衆化で先陣を切った功績と、キビキビしたスポーティな走りが評価されたが、プリウスの素早い低価格化への対応とあらゆるシチューエーションでの低燃費、洗練された走りがより評価され、更にマーケットでの圧倒的な人気も後押しした。
エンジン排気量で価格を割り、更にハイブリッドなどの装備の関数を入れる私の試算だと、実はプリウスのコストパフォーマンスは圧倒的に高く、今回の10ベスト中でもトップランク。収まりの良い結果となった。
津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場し、その後日産、トヨタ、いすゞのワークスドライバーとして活躍。現在は自動車雑誌、ラジオ、Car Worldなどに試乗記を書く。サーキット走りとパソコン大好き。今は自転車に凝る。