JOGMEC、南アでプラチナなどの探鉱を開始…安定供給ルート確立に向けて

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調査地域位置図
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石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、カナダの探鉱会社プラチナム・グループ・メタルズ社と南アフリカ共和国のウォーターバーグ地域でプラチナ・ニッケル・銅などを対象とした共同探鉱実施契約を締結、共同探鉱を開始した。

プラチナは、世界の自動車排ガス規制の強化に伴い国際的な需要の拡大が見込まれているほか、燃料電池などの低炭素社会向け製品用の材料としても注目されている。しかし、プラチナは、日本企業が権益を持っていないため、安定供給を確保することが課題となっている。

今回の契約締結は、プラチナなどの主要生産国である南アフリカの中でも鉱床の存在可能性が高いブッシュフェルト地域で鉱区を確保した。

JOGMECは、南部アフリカ地域で、今年2月にも同じ南アフリカでプラチナを対象とした最初の事業を開始し、その後、ボツワナ共和国でニッケル・プラチナの事業を、そして今回、新たに南アフリカで事業を開始したことで、レアメタル資源の重要な供給源として注目されている南部アフリカで相次いでプラチナ探査事業を立ち上げたことになる。

《レスポンス編集部》

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