トヨタ ハイランダー、米国インディアナで生産開始

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米国トヨタは8日、インディアナ工場で『ハイランダー』の生産を開始した。トヨタの北米現地生産車種としては、12番目となる。

初代ハイランダーは2000年に発売。日本では『クルーガー』として販売されていたモデルである。2代目ハイランダーは、2007年2月のシカゴモーターショーでデビュー。日本ではクルーガーが『ヴァンガード』にバトンタッチしたため、2代目ハイランダーは北米専用SUVとなった。現在は中国へも投入されている。

今回トヨタはハイランダーの生産を、トヨタ自動車九州から米国インディアナ工場に切り替えた。トヨタはインディアナ工場に、4億5000万ドル(約400億円)を投資。生産ラインの整備を進めてきた。

またトヨタは2008年秋、フルサイズピックアップトラック、『タンドラ』の生産をインディアナからテキサス工場へ移管。インディアナでは、ミニバンの『シエナ』と大型SUVの『セコイア』を生産していた。

ハイランダーは、『RAV4』の上に位置するトヨタの主力SUVの1台。2.7リットル直4と3.5リットルV6、ハイブリッドの3仕様がある。今年1‐9月の累計セールスは、前年同期比24.6%減の6万1484台だ。

TMMI(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ)のウィル・ジェームズ上級副社長は「ハイランダーの現地生産は、トヨタの柔軟な生産性と米国およびインディアナ州へのコミットメントを示すもの」と語っている。

《森脇稔》

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