三井物産と古河スカイ、中国のアルミニウム圧延会社2社に資本参加

自動車 ビジネス 企業動向
三井物産出資後
  • 三井物産出資後

三井物産と古河スカイは共同で、中国のアルミニウム事業会社である広東東陽光傘下のアルミニウム圧延会社2社に資本参加することで合意した。8日、契約書に調印致した。

資本参加するのは、乳源東陽光精箔と韶関市陽之光箔で、三井物産はそれぞれの株式20%を、古河スカイは同じくそれぞれ25%の株式を既存株主である東陽光と香港南北兄弟国際投資から2009年末頃に取得する。

中国のアルミニウム圧延品需要は、電子・電機機器向けや輸送関係、包装容器向けなど、今後も持続的な成長が見込まれている。特に自動車向けの需要は、自動車生産台数の増加や、低燃費化のための軽量材料として需要の増大が見込まれる。

古河スカイが持つ高い生産技術と三井物産が持つグローバルネットワークの活用を通じて、これらの拡大する需要に積極的に対応する。

乳源、陽之光の両社は、現在生産しているコンデンサ用アルミニウム箔、エアコン用アルミニウム箔に加え、2010年には古河スカイから供与される技術に基づいて新たに自動車熱交換器用アルミニウム材を製造し、同年内を目処に中国内外の顧客に向けて販売する計画。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集