9月29日未明、奈良県桜井市内の市道で、パトロール中の捜査車両(覆面パトカー)と乗用車が交差点で出会い頭に衝突する事故が起きた。クルマはそのまま逃走。パトカーは自走不能となったが、警察は後に40歳の男を逮捕している。
奈良県警・桜井署によると、事故が起きたのは9月29日の午前3時ごろ。桜井市吉備(N34.30/E135.49)付近の市道をパトロールしていた同署の覆面パトカーと、交差道路を進行してきた乗用車が出会い頭に衝突した。
乗用車はそのまま逃走。パトカーも追跡を開始したが、車両の損傷が激しく約300mほどで自走できなくなった。赤色灯は使用できたが、サイレン用のスピーカーも壊れていたようだ。パトカー乗員2人にケガはなかった。
警察では乗員が目撃したナンバーを元に車両を特定。所有者から事情を聞こうと同市内の自宅を訪問したところ、破損した車両を発見。40歳の男を道路交通法違反(事故不申告)容疑で逮捕した。
現場は見通しが若干悪い交差点。調べに対して男は「酒が入っていたので逃げた」などと供述しているようだ。また、相手方が覆面パトカーだったことについては「知らなかった」などとも話しているという。