【新聞ウォッチ】藤井発言の衝撃、円相場一時88円台突入

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年9月29日付

●自民総裁に谷垣氏、幹事長園田氏浮上(読売・1面)

●円高・株安9月決算に打撃、輸出企業失速の懸念雇用不安拡大も(読売・11面)

●自動車国内生産減少幅縮小続く、支援策効果、先行きは不透明(朝日・9面)

●狙え米中エコ投資数十兆円 民間十数社で日本連合(朝日・9面)

●概算要求やり直し、基本政策閣僚委、予算基本方針,表明(毎日・1面)

●軽自動車巻き返しの秋、販売「中国頼み」(産経・10面)

●大迫力3Dテレビ、パナソニックパなさ「家庭向け」50型を来年発売(東京・8面)

●車用樹脂、トヨタ一括調達、グループで集約、価格交渉力強める(日経・1面)

●シルバーウイーク特需、アウトレット・旅行・家電量販(日経・3面)

●パイオニア、ホンダからの出資「交渉中」(日経・13面)

ひとくちコメント

週明けの東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=88円台に突入し、1月26日以来約8か月ぶりの円高ドル安水準になった。日経平均株価も一時1万円の大台を割り込む大荒れの展開になったことから、きょうの各紙は「円高・株安」の関連記事が経済面を埋め尽くしている。

タイトルも奇抜で、毎日は「藤井発言で『買い』」として、「米国の低金利政策の長期化観測とともに、藤井裕久財務相が円安政策には踏み込まない姿勢を示したことが円買いに拍車を掛けた」と報じた。朝日も「円急伸民主が刺激」との大見出し。

言うまでもなく急激な円高は自動車のような輸出型企業にとっては大きな打撃となる。読売は「為替リスクを避けるため、海外生産を加速させる動きも出始めており、雇用不安が拡大する恐れもある」と取り上げた。

そこで気になるのはいつまで円高基調が続くのかである。「年末までは円高基調で推移するとの見通しが広がり、80円台前半の水準まで円高が進む」(毎日)との見方もあるが、予測がつきにくいのも為替市場である。

《福田俊之》

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