米国初のEVスーパーカー…320km/hオーバーを標榜

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著名デザイナーのコーネリス・スティーンストラ氏が率いるスティーンストラGCMは、ゼロエミッションのスーパーカー『STYLETTO』を、2013年に発売するプランを公表した。

コーネリス・スティーンストラ氏は1980年代初頭のボルボを皮切りに、メルセデスベンツ、マツダ、ヒュンダイ/キアでデザイナーとして活躍。2001年に独立し、米国カリフォルニア州にForesee カーデザイン社を設立した。

独立後もポルシェ、日産、プジョー、ホンダ、スズキなど、仕事の幅を拡大。遂には自らの自動車メーカーという夢を抱き、2009年にForeseeカーデザイン社の別会社として、スティーンストラGCMを立ち上げた。

新会社が初めて手がける車が、STYLETTO。そのコンセプトはフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェに対抗できる性能を備えたゼロエミッションのスーパーカーだ。

外観はエアロダイナミクス性能を徹底追求したデザイン。サイドドアはガルウイング方式で開き、低く構えたフォルムと相まって、ライバルに負けない存在感を発揮している。2シーターの室内は、快適な移動空間に仕上げられるという。

モーターやバッテリーなどの性能は公表されていないが、最高速は320km/hオーバーを標榜。2010年夏のペブルビーチコンクールデレガンスで正式発表した後、2013年3月から少量生産する計画だ。

コーネリス・スティーンストラ氏は、「環境性能に配慮したスーパーカーを作り出すのが長年の夢だった。その夢が実現する時が来た」と語る。

STYLETTOの生産は、カリフォルニア州内で行う方針。現在、同社は複数の投資家集団と交渉している段階で、資金面のメドをつけ、2013年の少量生産を目指す。米国初の320km/hオーバーのゼロエミッションスーパーカー。果たして、アメリカンドリームは実現するか!?

《森脇稔》

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