クライスラー、取り扱い説明書をDVD化…年2万本の木を節約

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クライスラーグループは21日、10月から納車が始まる米国向けの「クライスラー」「ジープ」「ダッジ」各ブランドの2010年モデルから、取り扱い説明書をDVD化すると発表した。これにより、年間2万本もの木(紙にして930t)を使わずに済むという。

現在のクライスラー車の取り扱い説明書は、平均して500ページ前後で、重さは約1.8kg。これをDVDと最低限必要な情報を記載した60 - 80ページの「ユーザーガイド」に変更する。

DVDには、ナビゲーションやオーディオの細かい操作方法、保証やロードアシスタンスサービスの内容などを収録。車載エンターテインメントシステムやクルーズコントロール、オープンカーのソフトトップ操作手順など、複雑なものは映像付きで紹介している。

一方、60 - 80ページのユーザーガイドには、緊急時の対応方法を中心に記載。その内容は、パンク、バッテリー上がり、発煙筒などに関するものだ。また、エアコン、ワイパー、シート、ナビゲーションなど、使用頻度の高い部分の使い方も案内している。

もちろん、DVDが見られない顧客や、昔ながらの取り扱い説明書を望む顧客には、販売店で500ページ前後のオーナーズマニュアルを手渡すという。しかしクライスラーは、ほとんどの顧客はDVDマニュアルに移行すると見ている。

クライスラーの試算によると、取り扱い説明書のDVD化により、年間2万本の木(紙にして930t)を使わずに済むという。同社は「オーナーズマニュアルをデジタル化した最初の自動車メーカー」と胸を張る。

500ページもの取り扱い説明書の中で、最低限必要な情報は限られるだけに、クライスラーのマニュアルDVD化は、エコの面でも理にかなった方法といえそう。グローブボックスの容量が増やせるというメリットもある。他の自動車メーカーも追随する可能性がありそうだ。
《森脇稔》

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