富士通テンは10日、本社にある音響開発センター内の「スタジオf(フォルテ)調整室」の機材を一新したと発表した。
この音響開発センターは、音そのものの研究からクルマやホームでのより良い音づくりまで、音の評価・解析、研究開発を効率的に行うための総合音響開発施設で、1990年に設立した。
同センター内にあるスタジオfは、プロミュージシャンのCD制作が可能なレコーディング機材を備えた施設としても活用してきた。今回、調整室の音響機材を、業界で高い評価を受けているSolid State Logic社の調整卓など、外部スタジオとの連携も可能な最新の設備に一新した。機材の技術開発も進んでおり、高いレベルの製品開発に結びつけるため、これに対応したとしている。
同社では今後、音づくりに関する評価精度・効率アップのためのオリジナル評価ソースの作成や、プロミュージシャンなどの音楽制作支援にも活用していく予定。