トヨタ、米国新車販売は10.5%増…8月実績

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米国トヨタ販売は1日、8月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は22万5088台で、前年同月比は10.5%増(季節調整済み)。2008年4月以来、1年4か月ぶりに前年実績をクリアした。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が28.2%増の5万4396台、『カローラ』が51.9%増の4万3061台と大幅な伸び。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』も、45.7%増の1万8886台と人気が続く。

1月に発売した新型クロスオーバー『ヴェンザ』は、8435台と7月の5780台に対して販売台数を上乗せ。しかし、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、前年同月比47.4%減の4797台と不振だ。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比47.3%増の1万8312台と、3か月連続のプラスを維持。また、中型SUVの『ハイランダー』も37.1%増の1万0656台と、2か月連続の前年実績超えを達成した。小型ピックアップトラックの『タコマ』も、5%増の1万2547台と2か月続けてのプラスとなった。

レクサスブランドでは、新型を2月に投入した『RX』が9317台を販売し、前年同月比は7.9%増と引き続き好調。しかし、『ES』は25.8%減の5629台、『IS』は20.2%減の4855台、『LS』は48.4%減の880台と、不振が続く。新登場のハイブリッドセダン、『HS』は543台を販売した。

サイオンブランドでは、『xD』(日本名:『イスト』)が、前年同月比15.1%増の3057台、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が、3%増の4588台と復調した。

米国市場の回復は、7月下旬から8月24日までの約1か月間実施された「CARS」(カー・アローワンス・リベート・システム)の効果。CARSは米国版スクラップインセンティブのことで、旧車(1984年式以降で燃費は7.6km/リットル以下)から一定の燃費基準を満たした新車に代替する際に、政府が下取り車と引き換えに最大4500ドル(約43万円)分の金券を支給する内容だった。

このCARSには1か月間で、約70万件もの申し込みが殺到。米国政府の30億ドル(約2790億円)の予算は瞬く間に底を突いたことから、米国政府は24日、早々と制度を打ち切った。

米国運輸省は8月26日、CARSを利用した顧客がどのメーカーの新車を購入したかに関する調査結果を公表。1位はトヨタで19.4%を占め、車種別では、カローラが1位、カムリが3位にランクしている。

米国トヨタ販売のジム・レンツ社長兼COOは、「CARSは顧客、ディーラー、自動車産業関係者のすべてにメリットをもたらした。CARSを利用してトヨタ車を購入した顧客は、来年1年間でトータル最大1億1700万リットルものガソリンを節約できる」と、トヨタ車の燃費の良さをアピールしている。
《森脇稔》

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