派遣切られ、ひったくりで生活費を稼ぐ 120件700万円

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警視庁は18日、ひったくりを繰り返していたとして、52歳の男を窃盗容疑で逮捕した。男は「派遣切りに遭い、生活費を稼ぐためにやった」などと供述、ネットカフェに寝泊りしながら、遊興費や生活費を目的として犯行を重ねていたようだ。

警視庁によると、男は、今年3月から8月に掛けての間、東京都内や神奈川県内で原付バイクを使ったひったくりを繰り返していた。東京都内や神奈川県内で約120件のひったくり事件に関与、被害総額は700万円を超えているとみられる。

逮捕された男は8月5日の午前11時35分ごろ、神奈川県相模原市上鶴間本町付近の市道で、路肩を歩いていた58歳の女性を原付バイクで追い越した際、この女性が持っていた現金約6万円入りのバッグを奪った疑いがもたれている。

調べに対して男は「今年2月に派遣切りに遭い、生活費を稼ぐためにやった」、「テレビで見て、(ひったくり犯行は)簡単そうだと思った」などと供述しているようだ。警察では余罪の裏付けを進めていく方針だ。

《石田真一》

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