大規模渋滞が2.3倍に---高速道路、お盆の交通状況

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本州四国連絡高速道路の道路4社は共同で、お盆時期(8月6 - 16日:11日間)における高速道路の交通状況を発表した。渋滞は去年と比べ1.4倍になった。とくに30km以上の渋滞は2.3倍になった。

主な区間23か所の日平均断面交通量は、前年のお盆期間と比較して、今年は休日特別割引実施および原油価格が安価だったことなどにより増加した。

大都市周辺では約5 - 10%程度、地方部では約15 - 30%程度、対前年比で増加した。
測定箇所で最も増えたのは北陸道朝日 - 親不知(新潟県)の1.6倍、次いで東京湾アクアライン川崎浮島JCT - 海ほたるPA(神奈川県・千葉県)の1.5倍だった。

前年比で減ったのは東名富士川スマート - 清水(静岡県)の0.9倍、名神大山崎 - 茨木(京都府・大阪府)、米子道溝口 - 米子(鳥取県)、徳島道土成 - 脇町(徳島県)、九州道太宰府 - 筑紫野(福岡県)が1.0倍。東名と九州道はそれぞれ地震による崩落と豪雨による土砂崩れでの通行止めが影響したと思われる。

また西日本では、利用日の変更や利用ルートの変更と考えられる変化が見られ、予測より渋滞の規模が少なくなったという。

渋滞延長 2009年(08年、対前年比) 予測
●10km以上 498回(303回、164.4%) 664回
●30km以上 54回(23回、234.8%) 66回

主な渋滞箇所
渋滞発生箇所 渋滞延長 渋滞ピーク日時
●東北道下り線矢板北PA付近 69.0km 13日(木)4時15分頃
●東名高速下り線吉田IC付近 55.0km 8日(土)12時15分頃
●東北道下り線佐野SA付近 51.6km 8日(土)9時15分頃

日平均交通量(23箇所で測定)
●2009年 5万4500台/日 対前年比1.14倍
●2008年 4万7800台/日

日別平均交通量の対前年比、料金施策(23箇所で測定)
●6 - 7日 1.09倍 普通車:休日特別割引(平日)
●8 - 9日 1.24倍 普通車:休日特別割引(休日)
●10 - 12日 0.96倍 普通車:現行割引、大型車:終日5割引(平日)
●13 - 14日 1.22倍 普通車:休日特別割引(平日)
●15 - 16日 1.28倍 普通車:休日特別割引(休日)

《高木啓》

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