三洋電機、関空への陸上輸送を集約…CO2を6割減

自動車 ビジネス 企業動向

三洋電機は4日、物流業務の効率化によるCO2排出量の削減と輸送コスト削減の取り組みの一環として、関西国際空港からの製品輸出に伴う陸上輸送を集約して共同輸送する取り組みを開始すると発表した。

今回実施するのは、三洋電機の関西流通センター(大阪府東大阪市水走)を経由して、関西国際空港から海外へ輸出する製品の陸上輸送の効率化。具体的には、従来、物流各社に任せていた関西流通センター - 関西国際空港間の輸送を、三洋電機が自社手配したトラックによる共同輸送に集約する。従来1日平均4便あったトラック輸送を1便に集約する。

これによって、同工程で約60%のCO2排出量の削減と、約63%の輸送コスト削減を見込んでいる。
 
今後、更に改善しながら定着を図り、拡大展開を検討する。既に、テスト運行を7月22日から実施している。
 
三洋電機では、これまで、トラック輸送から長距離鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトや輸入貨物の最適港揚げなど、物流業務の効率化を図ってきたが、より徹底した取り組みを行うことで、コスト削減とCO2排出量の削減に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集