ITホールディングスグループのアグレックスは3日、自動車の登録申請を支援するマスターファイル「自動車登録住所マスター」を新たに開発し、販売を開始した。
自動車の登録申請などには、国土交通省が定める住所コードを使用する必要があるが、カーディーラーや自動車整備工場がシステム的に大量、簡便に住所コードを取得するには、住所コード情報を一元化したマスターファイルの存在が必要不可欠だ。
国交省でも住所コード自体はウェブ上で公開しているが、住所コードと住所文字列の2項目しかなく、住所情報としてデータベース管理をするには情報が不足している。そのため、国土交通省が定める住所コードと正確な住所を2重で管理しなければならない。
今回販売を開始する「自動車登録住所マスター」は、運輸支局へ提出する自動車登録番号標交付の申請に必要な住所コードに加え、同社の全国住所マスターのノウハウを注ぎこみ、住所管理上必要な情報を付加して収録したマスターファイル。主にカーディーラーや、自動車整備工場、保険会社等に向けた商品で、自動車登録の申請に必要な住所コードをスピーディかつ簡便に取得することができ、今まで手作業であった登録申請業務のシステム化を実現できる。
これにより、住所コードの自動印字はもとより、自動車登録申請以外の顧客管理面でのマスター利用も可能となるため、幅広い用途での活用も可能だ。
価格は法人ライセンスで初期費用150万円、月次更新費用は月5万円。