トヨタ紡織は30日、2008年度の経営戦略や社会・環境報告、財務情報などをまとめた年次報告書「トヨタ紡織レポート2009」を発行した。トヨタ紡織グループのグローバルな取り組みを、具体的事例を交え、わかりやすく紹介している。
マネジメントについては、トヨタ紡織グループのグローバルワンカンパニー経営の説明、世界4極のブロック長による各拠点での事業活動状況や各国事情を踏まえた今後の事業展開の方向性を述べた「グローバル・レポート」を特集している。
事業紹介では、新製品「新世代シート骨格」や「着せ替えシート」の開発ストーリーをドキュメンタリータッチでまとめた。
社会・環境とのかかわりでは、トヨタ紡織グループの「グローバル社会貢献活動プログラム(森づくり活動)」や「グローバルCO2削減活動」をクローズアップしている。環境マネジメントでは、2008年度の環境取り組み結果をまとめたほか、トヨタ紡織グループの環境会計を公表。それによると投資額9億3700万円、費用額16億8400万円、経済効果9億4400万円を報告している。
これらの取り組み結果に加え、今後の課題や目指す姿についてもわかりやすく報告するように努めたとしている。