JSRが発表した第1四半期(2009年4 - 6月期)の連結決算は、営業損益が31億7500万円の赤字となった。前年同期は140億円の黒字だった。
売上高は前年同期比33.3%減の676億5200万円と大幅減収。経常損益は24億9400万円の赤字、当期損益は46億900万円の赤字となった。
自動車、自動車タイヤ、製紙の生産は、世界的な需要減退の影響により、前年を大幅に下回って推移したほか、半導体やフラットパネル・ディスプレイも、一部に回復の兆しがみられるものの、生産は大幅に低迷、同社の売上げも不振だった。損益では売上げ不振に加えて、原料面で前年上期に高騰したナフサ価格がその後下落したが、再び上昇基調となっており、採算も悪化している。
通期業績見通しは、前回予想を据え置いた。