ホンダは24日、ブラジルの現地法人ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダが『シティFFV(フレキシブル・フューエル・ビークル)』の生産を開始し、同日販売を開始したと発表した。
シティは1997年に生産開始した『シビック』、2003年の『フィット』に続き、3番目の現地生産機種となる。価格は5万6210レアル(約275万円)からとし、2009年は1万7000台の販売を計画している。
新型シティは、現在タイなどで販売している3代目のシティをベースに、ブラジルで普及しているフレックスフューエル(バイオエタノールとガソリンをフレキシブルに燃料として利用できる)対応を施すなど、ブラジル市場に合わせた仕様に変更した。
エンジンは、出力・燃費・環境対応の全方位にわたって進化を遂げた1.5リットルi-VTECを搭載し、先進の安全・環境性能も備え、サブコンパクトセダンの新たなベンチマークとして、高い価値を実現したことをアピールしていく。
シティは、1996年にタイで発売以来、世界約45か国以上で累計120万台以上を販売している。