三菱重工業は2日、大型特殊車両「三菱モータグレーダ」の燃料供給ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2008年11月27日から2009年3月10日に製作された12台。
燃料供給ポンプの製造時加工が不適切なため、ポンプ内部に亀裂が発生して燃料が漏れエンジンオイルに混入し、燃料が混入したオイルがシリンダー内で燃焼してエンジン回転の上昇、エンジン停止、再始動不能となり、火災に至るおそれがある。
全車両、燃料供給ポンプを良品と交換する。
不具合発生はなく、原動機メーカーからの情報でわかった。事故は起きていない。