パナソニック電工、カーエレクトロニクス機器に適した2軸加速度センサ発売

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パナソニック電工、カーエレクトロニクス機器に適した2軸加速度センサ発売
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パナソニック電工は、静電容量式を採用し、オフセット温度特性がプラス・マイナス38mgと業界最高クラスの精度を実現した「2軸加速度センサGS2」を7月1日から発売する。

優れたオフセット温度特性により、様々な環境下で使用されるカーナビゲーションや、カーセキュリティーなどのカーエレクトロニクス機器に適しているとしている。
 
カーナビゲーション市場では、2005年10月に発売した「1軸加速度センサ」で実績があるが、近年のカーナビは「高機能据置型」と簡易で安価な「ポータブル型」に2極化している。特に、高機能据置型では、高速道路と一般道路の判別による位置精度向上、センサの設置方向に対する取付自由度の向上など、高付加価値化が求められている。

また、カーセキュリティー市場では、1990年代以降、西欧諸国やBRICsなど新興国を中心に高級車の盗難が増加傾向にあり、セキュリティ機能を強化した自動車への保険料率割引などの優遇措置が導入されるなどの対策が取られている。窃盗防止のため、ジャッキアップなどの微小な傾斜を検知して通報するカーセキュリティー機能の需要は今後も増加すると見られる。
 
今回、こうしたニーズに対応する高精度・高感度・高信頼性を先進のMEMS技術により実現した。高機能タイプカーナビゲーションやカーセキュリティー機器の高付加価値化に対応する。
 
また、建機・農機・福祉関連車両などで傾斜検知による乗員と車両の安全性確保に対するニーズ、水準器をはじめとした計測器など精密な傾斜検知を必要とするニーズに対しても用途拡大が期待できるとしている。

《レスポンス編集部》

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