キャセイパシフィック航空と姉妹会社の香港ドラゴン航空は、大手カーボンオフセットプロバイダーであるJPモルガン・クライメット・ケア社から「FLY greener」カーボンオフセット・プログラムのために2万t分の二酸化炭素ガス(CO2)のオフセット枠を購入すると発表した。
今回購入するオフセット枠は、FLY greenerカーボンオフセット・プログラムを通じて乗客に提供される。寄付金は中国本土で行われる、石炭に代わり天然ガスを動力源とする北京の発電プロジェクト、貴州省での自然の川の流れを利用する水力発電プロジェクト。黒竜江省の20基の風力タービンプロジェクトに充てられる。
これら3つのプロジェクトはすべて国際的な基準であるボランタリー・カーボン・スタンダードまたはVERプラス(京都議定書に基づくカーボンオフセット基準)を満たすものとして認定されており、厳密な精査のもとに継続的かつ実質的な形で二酸化炭素ガスの削減に効果があると証明されている。
今回のプロジェクト選定では、二酸化炭素削減効果に加えて、大気汚染の緩和、電力の供給、雇用の創出など地元社会や環境への還元も考慮した。