タクシー自動配車システムなどが一体の AVM車載端末 を提供開始

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モバイルクリエイトと日本通信は19日、モバイルクリエイトがMVNO(仮想移動体サービス事業者)として無線データ通信サービスを展開するにあたり、日本通信がMVNE(MVNO支援事業者)として支援することで合意した。

モバイルクリエイトは、8月1日から、タクシーの自動配車システム、トラック運行管理に車載端末、3Gデータ通信が一体となったAVM車載端末を全国の運送業者向けに提供開始する。

AVMとは、車両に取付けた発信器からの電波を受信することで、管理センターが車両の位置や状況を把握することができるというシステム。タクシー、バス、トラック業界をはじめ、地方自治体などでも広く利用されるようになってきている。
 
タクシー無線は、2016年5月31日までに現行のアナログ通信方式からデジタル方式へ完全移行することが決定しているため、全国に26万台あるタクシー無線機の多くが、アナログ方式からデジタル方式へと切り替えることになる。タクシー無線は、営業区域ごとに周波数が異なるため、利用可能エリアが限定されるという課題があった。
 
モバイルクリエイトは、タクシー無線の自動配車システム、トラック運行管理システムの開発・販売を行い、九州地方のタクシー会社やトラック運送会社を中心に営業を続けている。今回、日本通信との協業により、無線にかわるハイスピード対応エリアが既に人口カバー率100%に達したNTTドコモFOMAネットワークを利用し、「コンテンツ」、「ハード」、「通信」を一体として提供する新しいタイプのMVNO事業を全国展開する。

《レスポンス編集部》

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