気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年6月10日付
●基礎収支10年内の黒字化、消費税12%が必要、政府試算(読売・1面)
●ボーナス使い道、1位は薄型テレビ(読売・1面)
●「新GM」会長、ウィテカー氏、AT&T元CEO(読売・8面)
●日産に派遣法是正指導、東京労働局 期間超え労働者受け入れ(読売・33面)
●社説:電気自動車、石油がぶ飲みに別れを(朝日・3面)
●クライスラー再建「自動車」救済不満強く、資産売却判断延期 GMに影響も(毎日・8面)
●いすゞトラックエンジン、GM一部購入停止(産経・10面)、
●コスモ石油、韓国で石化合弁(産経・10面)
●高速道路値下げに対抗、夏休み列車乗り放題(産経・11面)
●EV性能乗って試して(産経・11面)
●海外統括本部トヨタが再編、4→5体制に(東京・9面)
●低価格・高速値下げで活況、アウトレット開業続々(日経・3面)
●企業ブランド価値、トヨタ7連続首位(日経・11面)
●経済教室:クルマ近未来(上)、幕開け電気自動車時代、多数のVB、異業種主役に、村沢義久・東京大学特任教授(日経・23面)
ひとくちコメント
夏のボーナスで一番購入したいのは地上デジタル対応の「大画面薄型テレビ」だそうだ。電通総研が夏のボーナスの使い道を消費者に聞いた結果をきょうの各紙が取り上げている。
2位もテレビ以外の「省エネ家電」で、エコポイント対象商品が人気という。3位は「アウトレット商品」。4位には「低価格ミニノートPC」が入り、6位には「ドラゴンクエストIX」などの「ゲームソフト」、8位に家庭用ゲーム機、10位に「携帯ゲーム機」と、ゲーム人気も根強い。
一方、同時に発表した今年上半期の話題・注目商品では、1位の「マスク」はともかく、2位に「ハイブリッド車(HV)」、3位が「ETC」と、クルマ関連が上位に入った。しかも、下半期に期待する商品ベスト10では「ハイブリッド車」がトップ。
大手企業でもボーナスの2割3割カットは当たり前のきびしい時代を迎え、クルマは「あこがれ」の商品であるが、減免措置が講じられてもなかなか手が届かない「高嶺の花」という消費者心理が浮き彫りになった。