約20年ぶりに復活する3代目『シロッコ』。手ごろで使い勝手がいいクルマという初代からのコンセプトはキープしたかったと話すのはフォルクスワーゲンAGデザイン部エクステリアデザイナー アンドレアス ミント(Andreas Mindt)さん。
ただし、「決して古いものを思い出してレトロデザインをやろうとは思わなかった」という。
具体的には、「ルーフを低くしてCピラーを立てることで長くストレッチした印象を与えるようにしています。また、そうすることで精緻さ、スポーティさを表すことができたと思います」という。
「それからリア。リアフェンダーのショルダー周りやCピラー下端からリアフェンダーの膨らみにかけてが三角形をしていて非常に深い凹凸を付けています」
「リヤクォーターから見ると、ふくよかなリアフェンダーがポルシェっぽくもあり筋肉質に見えるでしょ」と、今回のデザインテーマのひとつ、「マッシブさ」について語った。