伊藤忠商事は、アジア太平洋、中東でハニカム構造体連続成形技術の独占ライセンス契約の用途分野を従来の物流・梱包資材分野から自動車、航空宇宙、建築を含む全ての分野に拡大する契約を、ベルギーのEconCore社と締結した。
EconCore社が世界で初めて開発に成功したハニカム構造体連続成形技術は、これまで航空宇宙を中心とした分野に限定されていたハニカム構造体の用途を飛躍的に拡大すると期待されている。
伊藤忠はこれまで同技術の物流・梱包資材分野でのビジネス開発を進めてきたが、顧客のニーズを踏まえ、自動車、航空宇宙、建築などを含む広範囲な産業分野でも同技術への期待が大きいと判断、独占ライセンス契約の用途を全分野に拡大する。
また、伊藤忠は物流・梱包資材分野の独占ライセンス契約締結後の昨年9月にEconCore社との関係強化と取り組みの拡大を目指して、EconCoreの親会社、ドイツEconHPホールディングスに15%出資し、第2位の株主となった。
今後、伊藤忠とEconCore社は、同技術によるハニカム構造体の応用分野拡大と事業拡大を協力して進める。