追突事故を起こしたバス運転手、3日前には被害者

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23日午前、愛知県豊橋市内の県道で信号待ちをしていた乗用車に対し、後続の路線バスが追突する事故が起きた。この事故で双方の3人が軽傷。この事故を起こしたバスの運転手は、3日前に“被害者”となる別の事故に巻き込まれていたことが後に判明している。

愛知県警・豊橋署によると、事故が起きたのは23日の午前9時25分ごろ。豊橋市中野町付近の県道で、信号待ちのために停車していた乗用車に対し、後ろから進行してきた豊鉄バスが運行する路線バスが追突した。

この事故で双方の車両が小破。乗用車を運転していた44歳の女性と、バス車内で転倒した2人の乗客が軽傷を負った。警察ではバスを運転していた62歳の男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。男性は「運行予定表を確認していて、前方をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。

この男性、3日前の今月20日にも豊橋市東脇付近の県道で追突事故を起こしていたことが後に判明した。

この際は隣車線から車線変更してきた乗用車に追突。衝突を回避しようと急ハンドルを切った弾みで中央分離帯に接触し、乗客12人が軽傷を負うという事故だったが、乗用車側の強引な割り込みが主因で、バス側が被害者と判断されたため、バス会社も乗務を継続させていた。

《石田真一》

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