豊田自動織機は21日、トヨタ自動車の新型『プリウス』に、新開発のDC-DCコンバーター、カーエアコン用電動コンプレッサーが採用されたと発表した。サイズを小型化し車両搭載性を向上した。
DC-DCコンバーターは、ハイブリッド車用バッテリーの高電圧をECU(電子制御ユニット)やライト、ワイパーといった補機用の低電圧に変換する部品でPCUに組み込まれている。新開発品は、サイズの小型化に適した進回路方式を採用。従来プリウスに搭載されていたタイプに比べ出力を100アンペアから120アンペアへ20%向上させながらサイズを30%小さくした。
カーエアコン用電動コンプレッサーは、容量を少量化し20%小型化しながら、回転数を高速化した新製品「ES14」を開発した。従来は別に搭載していたエアコン用インバーターを一体化し車両搭載性を高めた。