14日夜、愛知県刈谷市内で客を装って乗り込んできた外国人とみられる男2人にタクシー運転手が襲撃され、車両と売上金を奪われる事件が起きた。2人組は奪ったタクシーで大府市内にある高速道路の料金所を訪れて襲撃。現金を奪って逃走している。
愛知県警・刈谷署、東海署によると、最初の事件が起きたのは14日の午後9時25分ごろ。刈谷市西境町広見付近の市道を走行していたタクシーの車内で、客を装って乗り込んだ2人組の男が62歳の男性運転手に刃物を突きつけて脅した。うち1人の男が男性の首を絞めて気を失わせ、車外に放置。タクシーと売上金約7万円を奪って逃走した。
タクシーはそのまま逃走したが、約10分後の午後9時35分ごろには大府市共和町神戸付近にあるの第2東名高速道路・大府第1料金所に到着。運転していた男が料金収受員の62歳の男性に刃物を突きつけて威嚇。後部座席に同乗していた男がレジを開け、現金約7万円を奪うと、そのまま国道302号を西方向に走り去った。警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。
逃げた男2人はいずれも外国人風。片言の日本語を話していたという。タクシーには同日午後9時10分ごろ、豊明市内にある名鉄豊明駅前から乗り込んでいた。警察では周辺で不審人物の目撃情報がないか調べを進める方針だ。