フコクが発表した2009年3月期の連結決算は最終損益が19億7600万円の赤字に転落した。前年同期は15億円の黒字だった。
売上高は同7.8%減の520億2400万円だった。営業利益は同86.5%減の3億7300万円、経常利益が同97.8%減の5700万円と大幅減益となった。
自動車メーカーの減産で受注が急激に減少した。損益では、減収に加え、ゴム材料や鋼材の価格高騰も影響。本業の収益悪化に加え、減損損失や繰延税金資産の取り崩しが影響した。
今期の業績見通しは、売上高が同34.6%減の340億円、営業利益が同7.2%増の4億円、経常利益が同426.3%増の3億円、最終損益は2億5000万円の黒字に転換する見通し。