日鍛バルブが15日に発表した2009年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比66.4%減の12億7900万円と大幅減益となった。
売上高は同13.1%減の316億9300万円と2ケタの減収となった。船舶用製品は好調だったほか、アジア地域での事業は堅調だったものの、自動車需要の低迷や為替換算で減収となった。
損益では、減産・減収に伴う影響、材料価格の高騰、減価償却費の増加によるコストアップ、為替差損が影響、経常利益は同71.0%減の12億100万円だった。最終損益は2億5500万円の赤字に転落した。
今期の業績見通しは売上高が同13.2%減の275億円、営業利益が同58.6%減の5億3000万円、経常利益が同16.8%減の10億円、最終利益が4億5000万円の見通し。