ひき逃げ容疑者は17歳少女、クルマを貸した男も逮捕

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今年3月に愛媛県今治市内で発生した重傷ひき逃げ事件について、愛媛県警は12日、17歳の少女をひき逃げなどの容疑で逮捕するとともに、この少女にクルマを貸した20歳の男も無免許運転幇助などの容疑で逮捕した。

愛媛県警・今治署によると、問題の事故は今年3月13日の午前1時50分ごろに発生している。今治市共栄町1丁目付近の県道を走行していた乗用車が赤信号を無視して交差点に進入。交差道路を進行してきた代行タクシーと衝突。

双方のクルマは中破。代行タクシー側に乗車していた3人が骨折などの重軽傷を負ったが、乗用車に乗っていた若い男女はその場にクルマを放置して逃走。警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を行っていた。

その結果、事故を起こしたクルマは20歳の男が乗り回していたことが判明。この男から任意で事情を聞いていたところ、事故当時は17歳の少女がクルマを運転していたことがわかった。ハンドルや車内に付着していた指紋から容疑が固まったため、少女を自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕。男は少女が無免許であることを承知でクルマを貸したとして、道交法違反(無免許運転幇助)容疑で逮捕している。

警察では2人を厳しく追及。クルマを運転することになった経緯や、事故当時の状況について調べを進める方針だ。

《石田真一》

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