NOK、生産体制を再編…静岡・佐賀事業場を閉鎖

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NOKは13日、生産体制の再編に乗り出すと発表した。経営環境が急激に悪化しているため、企業体質強化の一環として国内生産工場の一部閉鎖を含む生産体制を再構築する。

シール事業では、2011年3月末までに静岡事業場を閉鎖し、生産品目を二本松事業場と子会社に移管する。佐賀事業場も2011年3月末までに閉鎖し、機能を熊本事業場に移管する。閉鎖後の土地・建物は子会社に貸与する。子会社ユニマテックのウレタンゴム事業は樹脂・パッキン事業部に集約、同事業部をユニマテックの北茨城事業場内に移転する。
 
フレキシブル基板事業では、3月に埼玉工場を閉鎖し、生産品目を奥原工場、鹿島工場、中国・龍山工場に移管したが、加えて9月末までにタイにある第2工場を第3工場に統合し、生産体制を集約する。
 
ロール事業は9月末までに子会社を再編、一部品目を子会社に移管、2010年1月末までに横浜事業場を閉鎖、生産品目を横須賀事業場、海外子会社に移管する。
 
今回の生産体制の再編で前期決算に事業構造改善引当金繰入額20億円を計上している。

《レスポンス編集部》

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