ガリバーインターナショナルでは6月30日まで、ガリバーで販売している中古エコカー対象車両について、購入時に発生する重量税・取得税分の100%をキャッシュバックするキャンペーンを実施中だ。
対象車は、平成15年式以降で排気量2000cc以下の乗用車と軽乗用車で、ガリバーの全販売車両のうち約45%が対象となる。ロータリー車、並行輸入車は対象外。また一部店舗ではキャッシュバックではなく、購入時の値引き対応となる。
キャッシュバック対象車の直営店販売台数は、5月2日からのキャンペーン開始後9日間で前年同日比108%増(注文ベース)と、好調に推移しているという。
政府が経済対策の一環として開始した「エコカー減税」は、新車購入では大幅に減免税されるのに対し、中古車への適用範囲は狭い。ガリバーでは、このキャンペーンで多くの消費者に求めやすい中古車を提供することで、自動車販売の活性化を後押ししたいと考える。
キャンペーンに先立ち、4月から始まっている政府の経済対策「エコカー減税」について、ガリバーでは免許保有者1576人にアンケート調査を実施した。
「国の補助が環境に優しい中古エコカーにほとんど適用されないことをどう思うか」という問いに対し、72.8%が「中古車にも適用すべき」と回答した。また「減税対象が同じなら新車と中古車のどちらを購入したいか」という問いについては、「新車38.3%、中古車61.7%」という結果となり、生活者の中古車に対する減免税の要望は高い。
しかし政府が打ち出した対策では、中古車の減免税対象は一部に限られ、ガリバーの販売車両の8.6%しか対象にならない。