電線を切断し、電柱をなぎ倒しながら逃走

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5日未明、茨城県つくばみらい市内の工事現場から鉄板を盗み出そうとした男たちが、盗難に用いたクレーン車のアームを上げたまま逃走。複数本の電線を切断する事件が起きた。警察は容疑に関与した2人の男を逮捕している。

茨城県警・常総署によると、警察が事件発生を認知したのは5日の午前0時ごろ。つくばみらい市下長沼付近の住民から「工事現場に不審なトラックが侵入し、鉄板を盗もうとしている」という内容の通報が寄せられた。

現場に急行した同署員が不審な行動を取る2人の男を確認。うち1人は現場で確保されたが、もう1人はクレーン付きトラックに乗って逃走を開始。トラックはクレーンアームを伸ばしたまま走り出したため、逃走中に10本以上の電線を切断。勢いで電柱や街路灯柱数本もなぎ倒した。切れた電線を通行する別のトラックが跳ね上げ、これに当たった歩行者2人が軽傷を負っている。

トラックはその後、トンネルの上部にアームが引っかかって自走できなくなり、運転していた男は近くの山中に逃走。しかし、これを追跡してきた同署員が発見し、先に確保された別の男も含め、窃盗未遂の現行犯で逮捕された。

逮捕されたのは47歳の男と、40歳代とみられる男。調べに対して黙秘しているようだ。トラックが切断したのは東京電力の電線と、NTT東日本の電話線。9世帯が停電し、365世帯の電話が一時不通となった。

《石田真一》

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