【D視点】失ってしまったものを取り戻す…YES!ロードスター3.2

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常識に、変化の兆し?

ハイパワー仕様の「3.2ターボ」の車両価額は1354万5000円、贅沢は我慢して、馬力アップ、LSD、そして減衰力調整サスペンションなど、走りに絞ったオプションをチョイスしても1600万円以上の車両総価額になってしまう。購入できる人は限られるが、このようなクルマが存在することを嬉しく思う人は多いだろう。

見栄えや、造り込みなどの完成度合いをみると、これまでの常識では考えられないほど高価額だ。クルマを知り尽くした金持ちでも、購入するかどうかは疑わしい。売れそうにないクルマを作っても企業としての存続が難しいので、クルマ好きが趣味で起したワークショップくらいにみていた。

そんな心配をよそに、2008年10月までに世界で160台が販売され、優良企業としての表彰もされているのだ。主な販売先は石油成金のいるドバイ、スイスなど金持ちが集まっている地域だが、これからはアメリカの富裕層への拡販も期待されているそうだ。

予測は外れたが、残念な気持ちはない。非常識ないことが起こったのか、正しいと思われていた常識に変化がでてきたのか? 或いは、こんなクルマが受けるのは既存のカーメーカーの怠慢に起因しているのか? このようなことを考えさせる、良い機会とも言えるからだ。

《松井孝晏》

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