対向車と衝突後、川に転落---無免許、今春高卒の同級生ら

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4月29日未明、北海道訓子府町内の道道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた別の乗用車と正面衝突する事故が起きた。逸脱側のクルマは衝突後も止まらずに道路右側の川へ転落し、4人が重軽傷を負っている。

北海道警・北見署によると、事故が起きたのは4月29日の午前1時45分ごろ。訓子府町穂波付近の道道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた別の乗用車と正面衝突した後、道路右側の川に転落した。

双方のクルマは大破。逸脱側のクルマの後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していた18歳の男性2人が頭部を強打して意識不明の重体、運転していたとみられる18歳の男性が胸部骨折の重傷、助手席に同乗していたとみられる18歳男性も打撲などの軽傷を負った。また、順走側のクルマを運転していた58歳の女性も骨折などの重傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は片側1車線の直線区間。逸脱側のクルマに乗っていた4人は今春に高校を卒業した同級生で、ドライブ中だった。運転していた男性は免許を取得しておらず、警察では回復を待って自動車運転過失傷害や道路交通法違反容疑で事情を聞く方針だ。事故の主因は速度超過状態におけるハンドル操作ミスとみられている。

《石田真一》

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