トヨタ系の太平洋工業が30日発表した2009年3月期連結決算は10年ぶりの減収となり、連結決算を開示した1992年3月期以来の赤字になった。
トヨタ向けのプレス・樹脂部品のほか、タイヤバルブなどの販売が減少し、売上高は前年度比10.5%減の804億6800万円となった。営業損益は前期の36億4000万円の黒字から4億3700万円の赤字に、最終損益は同23億3500万円の黒字から3億5500万円の赤字に転落した。
期末配当は1株当たり3円を配当する(前期末は5円)。年間配当は8円となり前年度に比べ2円の減配となる。2010円3月期中間配当は前年同期より2円少ない3円とする予定。
2010年3月期は上半期は赤字を見込むが下期には黒字に転換し通期では、営業利益7億5000万円、最終利益8億5000万円を確保する見通し。売上高は前年度比17.4%減の6665億円を見込む。