経済産業省が30日発表した3月の鉱工業生産指数(速報)は70.6(季節調整済み)と前月比で1.6%の上昇となり、6か月ぶりに上昇した。同省は判断を前月までの「生産は急速に低下している」から「生産は停滞している」に修正した。
3月の生産は電子部品・デバイス工業、一般機械工業、電気機械工業が指数上昇に寄与した。品目別では蒸気タービン部品、普通乗用車、モス型半導体集積回路の順に上昇に寄与した。
出荷指数は前月比1.4%の上昇と6か月ぶりに上昇した。在庫指数は前月比3.3%低下となり3か月連続で低下した。輸送機械工業、化学工業、情報通信機械工業などが在庫低下に寄与した。