神戸製鋼所が発表した2009年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比42.2%減の1169億円と大幅減益となった。
売上高は同2.1%増の2兆1772億円と微増ながら前年を上回った。損益では、経常利益が同61.5%減の608億円、最終損益が314億円の赤字だった。
下期から需要が低迷しているが、原材料価格の上昇を販売価格に転嫁したことや前半は受注が好調だった。また、投資有価証券評価損の計上や繰延税金資産を取り崩している。
今期の業績見通しは、売上高が同23.3%減の1兆6700億円、営業利益が同95.7%減の50億円、経常赤字が300億円、最終赤字が550億円となる見込み。