観光バスの乗客が車外放出されるも、雪がクッションに

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25日午前、富山県立山町内の県道を走行中の大型観光バスが路外に逸脱。道路左側の雪壁に突っ込んだ。バスは車体を左側へ約45度傾けた状態となり、乗客8人が打撲などの軽傷を負っている。

富山県警・上市署によると、事故が起きたのは25日の午前11時30分ごろ。立山町芦峅寺付近の県道(通称:立山有料道路)を走行していた立山黒部貫光が運行する大型観光バスが路外に逸脱。脱輪し、道路左側の雪壁に突っ込んだ。

脱輪したバスは左側へ約45度傾いた状態で停止。バスには客49人が乗車していたが、このうち最後列の座席に座っていた5人がガラスを突き破って車外へ放出。数メートル積もっていた雪がクッションとなり、打撲などの軽傷。他の3人も軽傷を負っている。警察では49歳の男性運転手から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。

現場は立山黒部アルペンルートの富山県側で、片側1車線。「七曲り」と呼ばれる細かなカーブり連続する場所だが、現場はカーブとカーブの間に位置する直線区間だった。警察では漫然運転が事故の主因と推測している。

《石田真一》

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