三井造船は、2008年度に玉野事業所にて製造した「三井-MAN B&W型」低速ディーゼルエンジンの生産量が前年度を14基、18万馬力上回る過去最高の214基、470万馬力を達成したと発表した。
三井造船は、1926年にデンマークのB&W社(現・MANディーゼル社)とディーゼルエンジンに関する技術提携を結んで以来、世界のトップメーカーとして生産実績を積み重ねている。
三井造船は、今年度の生産量は453万馬力を予定。
同社はここ数年の旺盛な需要に対応するため、2005年11月、ディーゼルエンジン組立工場を延長し、タクト式生産方式を取り入れ、生産能力を400万馬力に増強した。2007年3月には、溶接工場を延長する工事を完了し、年間500万馬力の生産体制となった。
また、今年6月には既存の組立工場に併設して、新組立工場が完成し、中小型機の受注増に対応する生産体制が整う予定。