第4回を迎える≪Felicaビジネス新潮流≫セミナーのテーマは、「マイカー全盛期の終焉で交通新時代がやってくる! Felicaが拓く新たな交通ビジネスの沃野」。
自動車保有台数の減少モメントが定着してマイカー時代の終焉が告げられる昨今、交通ビジネスは次なるフェイズへと突入しつつある。マイカーvs公共交通という対立の時代から、FeliCaをコアとしたレールサイド/ロードサイドビジネスの融合の時代へ。カーシェアリング、ICカードビジネス、駐車場ビジネスなど、幅広い視野から交通ビジネス新時代のヒントと潜在マーケットを考察する。
開催は5月29日(金)10 – 17時。受講費は2万3520円(3名同時申し込み)から2万9400円(1・2名申し込み)。会場は銀座ブロッサム(東京都中央区銀座2-15-6 TEL: 03-3543-5677)。
プログラムは以下の通り。
【10:00 - 11:15】
21世紀の交通システムと、新たな周辺ビジネスの登場《公共交通+クルマ連携で創出される新市場》
講師:通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏
1.「クルマ離れ」の本質とは何か
2.新たな交通サービス時代の到来
3.レールサイドとロードサイドの連携・融合
4.ICTで創出される新ビジネス領域
5.リアル連携型サービスの普及・利用促進のポイント
6.公共交通+クルマで変わる街とサービス
【11:20 - 12:00】
II.nimocaの現状と今後の展開
福岡において、昨年5月にサービスを開始した西鉄ICカード「nimoca」。交通IC乗車券と電子マネーに共通ポイント機能を付加し、グループを 超えた「地域カード」「生活カード」をめざして、地域の活性化と公共交通の利用促進に向けた取り組みを行っている。nimocaのサービス概要とその現状、さらに現在の取り組み内容と紹介すると共に今後の展望についても語る。
講師:西日本鉄道(株)IC カード事業部課長 飯田浩之氏
1.nimocaの概要
2.現在の取り組み
3.nimocaの事業戦略
4.今後の展開
【13:00 – 13:40】
III.Suicaの現状と今後のビジネス展開
乗車券のIC化は、鉄道事業におけるサービスアップやシステムチェンジ等に止まらず、新たなサービスや事業展開の可能性をもたらした。Suicaのこれまでの取り組みと今後の展開について紹介する。
講師:東日本旅客鉄道(株)IT・Suica事業本部企画部門事業統括グループリーダ森島靖氏
1.Suicaとは
2.Suica全国へ
3.Suicaのドメイン拡大
4.Suicaの今後
【13:50 – 14:30】
IV.「カーシェアリング」×「公共交通」の可能性
今、「カーシェアリング」という新しいクルマの使い方が注目されているのは、このパーソナルでありながら公共交通の一部となり得る交通手段によって、複合 的な環境問題、交通問題の解決、ひいては、現在世界的な懸案事項となっている地球温暖化対策として、CO2削減に貢献できるからである。このカーシェアリ ングと公共交通との連携は、非接触ICカード技術の発展に拠る所が大きい。
講師:オリックス自動車(株)営業本部カーシェアリング部部長 高山光正氏
1.カーシェアリングとは
2.海外の動向
3.システム構成と非接触ICカード
4.環境に良い交通行動に転換するには
5.最近のトピックス
6.今後の事業展望
【14:40 – 15:20】
V.特定交通行動に対するインセンティブについて
当たり前の社会インフラとなった交通IC乗車券と電子マネーだが、これまでの現金決済手段が電子に変わる、という段階から一つ上の次元に向かう可能性が見 え始めている。購買時のインセンティブとしてポイントやクーポンを用いて顧客囲い込みを行うのと同様に、交通移動手段を選択する際にも事業者をまたぐ連携 を行いインセンティブをつける事で、利用者を特定の行動へ誘導し交通渋滞の緩和につなげることができないか。本セミナーでは交通ICパーク&ライドの事例 紹介と合わせて今後のICサービス拡大の可能性について提示する。
講師:パーク24(株)事業企画部事業推進部TONICグループマネージャー 岩渕泰治氏
1.駐車場における各種決済手段の利用傾向
2.交通系、商業系、独立系電子マネーと駐車場決済
3.交通ICパーク&ライドの実績
4.特定交通行動でのインセンティブ付与に対する効果
5.今後のサービス発展の可能性
【15:30 – 17:00】
VI.パネルディスカッション:これからのFeliCaビジネスの可能性
モデレータ:神尾寿氏
パネリスト:飯田氏/森島氏/高山氏/岩渕氏
●申し込み
アークブレイン
URL http://arkbrain.co.jp/