トンネル内での正面衝突、開通以来初の死亡事故に

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5日朝、秋田県秋田市内の県道・秋田中央道路トンネル内を走行中の乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた軽ワゴン車と正面衝突する事故が起きた。軽ワゴン車は大破し、運転していた男性が死亡している。

秋田県警・秋田中央署によると、事故が起きたのは5日の午前8時15分ごろ。秋田市中通1丁目付近の県道・秋田中央道路トンネル(全長2550m)内を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた軽ワゴン車と正面衝突した。

双方のクルマは中破。軽ワゴン車を運転していた71歳の男性は全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡。逸脱車を運転していた23歳の男性も胸部強打の重傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は片側1車線の自動車専用道にあるトンネルで、カーブが連続する区間。警察では速度超過状態で進行してきた乗用車が対向車線側に逸脱したものとみている。

秋田中央道路トンネルは、カーブやアップダウンが連続する構造から軽微な事故が相次いでおり、一時は「武士のたたりだ」という噂が立ったこともあった。死亡事故が発生したのは2007年9月の開通以来、初となる。

《石田真一》

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