三菱自動車は7日、カナダの事業統括会社MMSCAN(ミツビシ・モータース・セールス・オブ・カナダ)が、バンクーバー市、ブリティッシュコロンビア州、電力会社のBC Hydro社、カナダ三菱商事会社と電気自動車『i MiEV』の走行試験を実施する内容の覚書を交換したと発表した。実証実験は、2009年11月以降、バンクーバー市で実施する。
今回の覚書は、i MiEVをBC Hydro社とバンクーバー市にそれぞれ1台ずつ引き渡し、デモンストレーションや走行試験を実施するもので、その後、順次車両を追加投入する計画となっている。
BC州のベリー・ペナー環境大臣は「i MiEVがバンクーバーで北アメリカデビューすることを歓迎する。革新的な技術によって、我々は2020年までにCO2の排出量を33%低減を目指す」と述べている。
三菱は、電気自動車i MiEVの実用性確認、プロモーション活動をグローバルで展開しており、すでに、日本、欧州、北米、ニュージーランド、豪州で実用化のための実証試験や調査活動を行っている。